未来書簡

真(MACOTO)人は功績をあげても形跡を残さず、言葉を発しても人を傷つけず、利口なのか、利口でないのか、わからないくらい度量が大きい。

愛ある人はやさしい眼差しで相手の固まったココロを癒し、愛ある言葉で勇気を与え、愛ある存在で場を和ませる。

真(MACOTO)道、大道を歩んでいる人は、存在しているだけで扇の要のように周りを調和させている。

呼吸は吐くから吸うことができる。同じように真(MACOTO)につながる人は豊かさを施してより満ちる。エネルギーがタップリあることを知っているからニャン。

本質で生きている人は容易に口は開かない、表さない。浅薄な知識をひけらかすことがない。

肚から出た言葉は美しくない。朴訥*(ぼくとつ)としていて飾りがないニャン。記憶に残らないが必要な時に湧き出すもの。

優れた将軍は表立って先には立たない。後ろから全体を観ながら進む。人生も同じ。

真の強きものは威圧感がない。まるで真綿のようにソフトであり、一緒にいると包み込まれて心が温かくなる。

直線で進むことではなく螺旋の動きで体も心も宇宙も働いているニャン。記憶の壁の中には苦しみと云う幻想しか生じない。

常識から外れることを怖がっていないかい。真(MACOTO)に抱かれているものは大愛の中にいるから安心でいられる。